『大人になってからの怒り』と言うものは突発的に1つの理由から発生する物ではない。
小学生や幼児、まだ成人していない年齢の怒りは1つの理由や感情がトリガーになって発生する場合が多い。純粋さ故や『何かを総合して物事を見る事』が難しいケースが多いからだ。
段々と行動が『感情主体』じゃなくなっていくのも『大人になる』と同義なのかもしれない。
先日近しい関係の人にしっかり怒りを抱いた。
今回は勝手に感情をコントロールできると思って大人になったと勘違いしている僕が『久しぶりに怒った話』をしていこうと思う。
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何年かぶりにちゃんと怒った。
久しぶりの怒りの感情は喪失感がしんどかった。
何年かぶりにしっかりと怒りを抱いてその怒りを感情に任せて発した。
この際に補足しておきたいのは『暴力などの物理的な怒り行為』や『一生関係性が決裂するような類の争い』ではなく本当に『些細に怒りを抱いたこと』を指していることを踏まえた上でこの記事を読んで見てほしい。
どう怒ったか何に対して怒ったかはここではあまり意味をなさないような気がするので割愛する。ただ理由をあげるとするなら、『積み重なったものが吐き出された』ニュアンスが一番しっくりくるのは間違いない。
と言う訳で久しぶりに怒った僕はなんとも言えない『喪失感』に駆られたわけだが、なぜそうなったか少し分析していこうと思う。
『怒り』に『喪失感』が伴う理由は
『客観性と自己嫌悪』じゃないかと思う。
読者の中にもいるかもしれないが、『怒ったあとになんとも言えない喪失感や消耗感が感じられる』事がある人はいると思う。
『そんな事感じた事無い』という人はこの記事を読むことに共感は抱けない気がするので、こんな人もいるんだなー的な雰囲気で読んで頂くか、以下のの記事リンクに飛ぼう。
因みにそういう人向けに書いている記事は無い。
僕は前者タイプなのでそのまま話を進める。
『怒ったあとになんとも言えない喪失感や消耗感が感じられる』事は物理的にエネルギー消費が多いというのもあると思う。
(なぜならスーパーサイヤ人は怒りのパワーで強くなるからだ。)
では、精神面ではどのような心理が働いているのだろうか?個人的な意見としては『客観性と自己嫌悪』による物だと思っている。
①客観性が怒りを伴った時に喪失感を抱かせる理由
自分を客観視したとき怒りを発したあとはあたかも自分が自分でなかったように感じる場合が多い。
怒りに任せて犯罪を行った人々は『なんでやったかわからない』だったり『覚えてない』と記憶喪失になってしまう場合もある。
それだけ人間の『客観性』というのは『冷静』とセットだ。
怒ってる時には必ずといっていいほど『客観性』と『冷静』は何処かに行ってしまうものだ。
(多分怒り冷静を使いこなせた人は戦ってるときに冷静でいられてるサイヤ人の方々ぐらい。)
怒りに任せて発した言葉は必ずと言っていいほど人を傷つけるし、怒った自分を思い返した見た時に如何に自分がみっともなかったか感じるその時に『喪失感』や虚しさの類の感情は発生する物だと思う。
逆にもしも怒って失敗してしまう人が多い人は自分を客観的に見る癖をつけてみるといいのかもしれない。
②自己嫌悪が怒りを伴った時に喪失感を抱かせる理由
客観的に自分を見たあとに襲うのは『自己嫌悪』だ。しかし、これは発生する人としない人の2択に分かれる。
発生するタイプの人は基本的に『自分に非があると思いやすい』『他者と自分を比べてしまう傾向が強い』などと他者との関係性において『自分を下に捉えがち』なお印象がある。
また、『自分に自信がない』といったケースもあり謙遜な人や自信がないといった人は自己嫌悪に陥りやすい。
反対に『自己嫌悪』しないタイプの人間は前述した『客観性』などが欠落している時がある。『他者と自分を比べない』といった行動理念は成功する人生において非常に重要だ。客観性は時に常識的な立ち振る舞いを教えてくれるが行きすぎると自分の才覚を埋もれさせてしまう原因にもなってします。
ただし、行き過ぎた客観性の欠落は周りの損得を顧みず何事も自分勝手に行なってしまう自己中心的人間になる。
社会不適合者にならないように客観性と自己嫌悪に陥らないようにする自信のつけ方を訓練すれば怒りに負けない精神力を会得することができるだろう。
では今回はこの辺でー。