真夏になった。
今年は梅雨明けが遅かったせいかもう既に夏が終わった気でいた人も多いのでないだろうか?
ちなみに僕は夏生まれだが(7月生まれ)夏が嫌いだ。
暑さにめっぽう弱く真夏になると決まって夏バテで食べ物が喉を通らなくなるし、かと言って冷房がガンガン効いた部屋の温度感も好きじゃない。
(冷房のせいで僕は毎年体調悪くなりがちです)
しかし、めちゃくちゃ嫌いな夏もなぜか懐かしさ、エモさを感じてしまう。
今回はそれが何故なのかを考察した結果「日本人だからなのでは??」という一つの答えにたどり着いたので書いていく。
夏にエモさを感じるのは日本人だからだと思う。
夏がエモい。
多分そう思わない人は日本人の中ではごく稀なのではないか?
(今回はそう思わない人が何でそう思わないかに関しては言及しない)
ぼくが考える『日本人がだからこそ夏がエモく感じる理由』は以下の通りだ。
・日本ならではの伝統行事が夏を思わせる節がある。
・日本は四季がはっきりしている為、四季の中でも特徴的な夏は印象に残りやすい。
・お盆や終戦記念日など亡くなった人を思い出す文化があるから。
それでは日本人の夏を考察していく。
日本ならではの伝統行事が夏を思わせる節がある。
夏の伝統行事又は昔から行われているイベントは日本に無数に存在する。
全国的に有名なメジャーなものから地域のみで周知されているローカルなイベントまで様々だ。
イベントの大きさはここでは関係なく、重要なのは『日本人には必ず自分が幼少期から体験している(もしくは知っている)夏の恒例行事が存在する』と言う所だ。
幼少期から嗜んでいるまたは親しみのある行事が存在すると言うことはその時期に懐かしさを感じやすくなる。日本はお祭りや花火大会などの伝統行事とも言えるイベントが文化として定着しているため、どんなにローカルでも夏場の恒例行事を皆持っている。
『 夏といえば・・・。』で連想されるそれがあなたが夏をエモく思ってしまう1つの要因かもしれない。
日本は四季がはっきりしている為、四季の中でも特徴的な夏は印象に残りやすい。
『日本は四季が存在する数少ない国家だ』これが夏に懐かしみを覚える要素とも言える。
なぜなら、年中暑い赤道付近の国々は『暑いこと』にほぼ何も感じない。
むしろ『いつも通り』と捉えることがほとんどだろう。
日本は春夏秋冬1年を通して暑い日もあれば寒い日も存在する極めて稀な機構を持っている国だ。さらにそれらがはっきりしているため1年を通して日本人は様々な機構を体験している。
夏は『暑い』と言う印象も日本の四季ならではの格付けで四季の他の季節が存在するからこそ『夏の暑さ』には暑いだけでエモさを感じるようになる。
季節だけではなく、『メリハリがある生活をしている人ほど帰省すると実家が恋しくなる』そんな感情と似ている気がする。
さぁ今年の夏は実家に帰ろう。
お盆や終戦記念日など亡くなった人を思い出す文化があるから。
最後に夏は『死者を思わせる節がある』と言う話をして終わろうと思う。
代表例を挙げるなら『お盆』だが、これは元をたどれば仏教行事の一環でルーツは中国だ。(まぁ仏教自体が中国から来てますからね)
お盆を通してお墓まいりや実家に帰省したりと夏は『家に帰って死者を思い出す』そんな印象も深いと思う。また、死者を思わせる『戦争』も夏に終戦していることもあり、戦死者や戦争で犠牲になったとうとう命を弔う場面も毎年目にする。
この『亡くなった人を思い出す、または忘れない文化』は夏の恒例行事であり、夏の代名詞でもあるに違いない。
そのため、少し不謹慎であるかもしれないが『怪談話』なども夏に語られることが多くホラー映画も夏の商業収入は高いと言うのがもはや常識とも言える。
ここで言えるのは『亡者を思い出す行為』自体が『思い出を想起させる』ことにつながっていく。結果的に自分の夏に何も思い出がなくても今は亡き人々の影は夏に懐かしさをくれるのだろう。
そういった意味では我々日本人の夏には『何かを思い出させる力』があるのかもしれない。
と言う感じで雑談を綴ってみました。
今年の夏はまだ始まったばかりです。皆さんも夏バテ、熱中症などに気をつけてしっかりと暑さ対策をしつつ今年の夏を楽しんでみてはいかがでしょうか!
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ではでは。