思考ノイズ↵

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「32歳腐女子自分の子供っぽさに気づいて恥ずかしくなる 」から炎上商法のマネジメントを再確認する。

先日「32歳腐女子自分の子供っぽさに気づいて恥ずかしくなる 」というはてな記事がバズっていたので、それを読んでみた。

感想やら2ちゃんの反応やらを読んで、炎上商法をいかに上手く利用するか(32歳腐女子の記事自体は炎上を狙ってやってはいないと思う)を再確認できた気がするのでそういう観点で考察していこう。

 

ちなみにその記事のソースはこちら。

anond.hatelabo.jp

 

あと、友達視点を想像した話もリンクを貼っておく。

暇な方は一読してみよう。

 

pma-c.hatenablog.com

 

「32歳腐女子自分の子供っぽさに気づいて恥ずかしくなる 」から炎上商法のマネジメントを再確認する。

 

炎上商法を行う際に必要なことはとにかく「バズること」だ。

これが達成されなければそもそもそのコンテンツに火はつかないし、それは同時に炎上はバズることも目的だ。

 

今回の「32歳腐女子自分の子供っぽさに気づいて恥ずかしくなる 」にも燃えた火種の何かがあるはずなのだ。

正直、SEOテクニックや個人的な名声なども関わってくるので、一概にこのデータだけで物事を白黒つけることはできないが、記事内容だけ見返すと「ネット民の共感や反感」「普段の日常であるが、表現されづらい内容」などがそれに該当するのかなと思う。

 

「ネット民の共感や反感」についてはリアルマーケとも似通っている。

要するにその媒体の利用者の心に刺さっているか否かだ。

それは共感を生んでいいねが連発される場合もあるし、反感で匿名の罵声を浴びさせられる場合もある。

ただ、小学生に「クイーンのボーカルはやっぱりかっこいいよね」と言っても共感されることが少ないようにツイッターにはツイッターネタをはてブにははてブネタを提供する必要性があるのだ。(小学生には今回の仮面ライダーかっこいいよねと言ったら大興奮するように)

とりあえず発信する媒体の市場を把握した上でその市場に見合った内容を発信することが第一にバズる要素の大前提であると言える。

 

 

ただし、今回のはてブ市場では上記の内容に遵守し様々な内容が発信されているが、それらすべてがバズらないのはなぜだろう?

今回の「32歳腐女子自分の子供っぽさに気づいて恥ずかしくなる 」の特異点はやや病み気味な内容とも言える。そして、

「普段の日常であるが、表現されづらい内容」

を取り扱ったのが功を奏したのかもしれない。

 

「普段の日常であるが、表現されづらい内容」とはつまり「誰もが体験したことがあるが記録されることなく流されるような些細な出来事」を指す。

このような内容はあまり作品?として出回ることが少ないが多くの共感や意見を呼び込むことができるいいジャンルだ。

 

それに加え病み要素が加わることで賛同や反感を買いやすくなる。

人はいつの時代も他人の不幸話をネタに笑うことができるし、自分と重ねることができる悲劇を読む場合は感動や共感で傷の舐め合いができる。

よって日常ネタでマイナスな内容を書くことは個人的にバズりやすんじゃないのかなと思うところがあるのだ。

 

他にも考えられる要素はいくつもあるが、とりあえずのところ他の物と比べた際の特異点はこのくらいだろう。これらに技術的な要素が入ってくるとよりバズりを経験しやすくなるのは間違いない。

 

 

では炎上商法について。

 

炎上商法を行うにあたって大切なのは読者に「感覚的に伝えれているかどうか?」「結論を与えすぎず、あえて突っ込める穴があるか?」の2つだと思う。

 

 

炎上させる場合はより「感覚的に伝えれているかどうか?」を注視する必要があると思う。なぜなら、炎上の火種は読者や視聴者の「感情」が核となっているからだ。

 

炎上の理由は「気分を害した」「道徳的に問題がある」「許せない」などがありきたりだが代表例だろう。

 

それらは読者自身の「感情の高ぶり」からくるものだ。
炎上したツイートや記事などのコメント欄には暴言を綴るものから理論的に論破しようとするものまで様々だ。そのほとんどが対象の発言や考え方を否定したり言い換えたりするものだが、大体は感情的に物を言っている傾向がある。

炎上を促す際は頭で考えさせるよりも読み手の感覚や感情の部分を逆撫でることが重要だ。

そうすることでより怒りや不快感を示したレスを受け取りやすい。

マイナスの発言はリアルにかかわらずネットでも伝染する傾向にある。
否定的なレスを行えるネタはバズりやすく燃え広がるのも早い物なのだ。

 

 

「結論を与えすぎず、あえて突っ込める穴があるか?」という点も重要だ。

不可解な内容や難解で難しすぎるものは読者が発言しづらい。
少しバカな感じで発言した方がマウントを取りやすいレスを行い易い。

 

とは言ってもなんのツッコミどころもない(話の展開ができない)ただのバカ発言は湿気った着火剤と一緒で燃えることはない。少なくとも誰かしらの興味を引くような内容を発言することは重要だ。


炎上の火種の代表例はアンチが好きそうなネタを発言することだ。

アンチが食いつく餌をばら撒き、受け手が考えて理論展開できるように仕向け、答えを提示せずツッコミどころを用意してあげると論争が生まれやすくなる。

あとは単純なネタのモラルや感情を揺さぶる内容かでその燃え方が変わってくるだろう。

 

 

個人的に今回の「32歳腐女子自分の子供っぽさに気づいて恥ずかしくなる 」はソースを書いた人か第一発見者などが拡散する技術(SEO的な)を熟知していたんだと思う。

それほどバズるようなネタではなかったと思う。

ただ、短編小説的な要素が垣間見て、「誰がこれを書いたのか?」という別路線のバズりを誘発できたところがバズった一番の要因だったのではないかと考える。

 

P.S:こういうネットの楽しみ方はいいと思います。僕は好きだよ32歳腐女子さん。